加工歩留りは掛け算で減る、足し算ではない
工程ごとの損失は積み重なるので、小さな損失の連続は合計よりずっと大きくなります。既にある二つの数字で連鎖全体を測る方法と、過量充填が隠れている場所。
原料はいくつもの工程を通り、そのたびに何かを失います — 整形、加熱、水切り、分割、包装。直感的にはその損失を足したくなります。それは誤りで、必ず合計を過小評価します。
各工程が失うのは、**前の工程から渡された量の一部**です。だから損失は積み重なります。個々には小さい損失でも、連ねると合計よりかなり大きくなり、その差は工程数とともに広がります。
なぜ掛け算なのか
第二工程は元の原料の一部を失うのではありません。第一工程を生き残った分の一部を失います。工程を重ねるほど複利のように効いてきます — そしてそれは良い知らせでもあります。**連鎖のどこかを改善すると、その下流すべてに掛かって効く**からです。
二つの数字で連鎖全体を測る
投入した原料の量と、納品した製品の量。割ります。この一つの比率が連鎖全体であり、新しい測定は要りません。
どこで失っているかを知りたければ、数バッチだけ工程間で計量します。それは**後**にしてください — 全体の数字が、手間をかける価値があるかどうかを先に教えてくれますし、多くの場合それだけで話が決まります。
過量充填 — 損失に見えない損失
表示重量を確実に上回るよう多めに詰めた分は、製品を差し上げているのと同じです。何も捨てていないので無駄には見えません — 客が支払った以上に受け取っているだけです。
これは材料の行に属します。実際そのとおりのものだからです:**消費したのに売れていない原料**。計量は既にある重量チェッカーのデータから、平均実充填量と表示量の差として取れます。
歩留りが実際に上がる場所
- 前工程から手を付ける — そこでは掛け算が味方になります。
- 副産物の使い道を作る:二次製品になったトリミングは損失ではなく売上に変わります。
- 充填精度を上げて過量充填を減らす。多くの場合、設備投資を必要としません。
- 水準とばらつきを分けて見る:平均は良いのにばらつきの大きい工程は、悪いロットで失っており、平均がそれを隠しています。
四つ目が最も見落とされます。歩留りを月次ではなく**バッチごと**に記録した瞬間に見えます。平均が同じでばらつきが違う二つの工場は同じ実力ではなく、その違いを示せるのはバッチごとの数字だけです。
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