ネスティングと歩留り、そしてスケルトンの本当の値段
板金原価では材料が最大の費目になることが多く、その大半はネスティングで決まります。実歩留りの測り方、スケルトンの評価、そして原価表を必ず良く見せてしまう二重控除。
多くの板金部品で、材料は原価表の最大の一行です。そして部品がどれだけ材料を消費するかは、部品そのものよりも**どうネスティングしたか**で決まります — つまりソフト上の判断、しばしばその日たまたま担当した人の判断です。
だから歩留りは、原価表が本当に意外な答えを返してくる数少ない数字の一つです。
設備を買わずに実歩留りを測る
その仕事に払い出した板の面積 ÷ そこから採れた良品の合計面積。どちらの数字も既にあります — 一方は出庫伝票、もう一方は生産実績です。
ネストレポートの理論歩留りで原価を作らないでください。角が傷んだ板、加工ミスで切り直した部品、使えたはずなのに捨てられた端材、反りのために落とした耳 — レポートはこれらを知りません。そして**これらは実際に買った板**です。
スケルトンはいくらか
無料の材料でもなければ、価値ゼロでもありません。**スクラップ業者がその材質に対して計量伝票で支払う金額** — それが実際の価値です。
ここが射出成形と決定的に違う点です。熱可塑性樹脂のランナーは粉砕して再び成形できるので**材料として戻ってきます**。鋼やアルミのスケルトンは自社工程に戻らず、売却されます。だから実際に受け取る金額 — 板の購入単価よりはるかに低い — で評価します。
二重控除
この行で最も多い誤りで、必ず原価を実際より良く見せます。
- 部品の外形面積だけを課金する — これは暗黙にスケルトンを無料と仮定しています — そのうえで
- スケルトンのスクラップ回収額も控除する。
スケルトンが二回引かれました。**消費した板面積で課金し、そのうえで回収額を控除する**。同じ節約の半分ずつを二度取ってはいけません。
歩留りが実際に上がる場所
- 複数の品番を一枚に混載する。ほとんどの工場で最大の改善であり、必要なのは段取りの計画だけで費用はかかりません。
- 形状が許す範囲で共通線切断を使う — 隣り合う部品が切断線を共有すれば、隙間と切断時間の両方が減ります。
- 残材を意図的に管理する:ラベルを付け、保管し、ネストに使わせる。捨てられた残材は板の定価で買ったものです。
- 発注する板のサイズを製品に合わせて見直す。別の標準サイズのほうがはるかに納まる製品があり、「昔からこのサイズ」という理由で誰も確認していないことが多い。
知っておくべき条件
歩留り改善が金額になるのは、**その板を実際に買う予定だった場合**だけです。他に使い道のない在庫板が積んであるなら、一つの仕事の歩留りを上げても同じ鉄が動くだけかもしれません。
これはボトルネックのガイドがすべての改善に当てる問いと同じです。板は継続的に購入するものなので歩留りはたいてい合格しますが、仮定せずに確認する価値はあります — 紙の上だけの節約になり得る、数少ない材料改善だからです。
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