実装点数と切替 — SMT価格を決める二つの数字
SMTの組立費は、何点実装するかと、何回段取りするかで決まります。どちらもラインが既に出しているデータから測れ、それぞれ別の改善を指します。
SMTラインの請求額のほとんどは二つの数字で説明できます — **何点実装するか**と、**何回段取りするか**。前者は基板ごと、後者は仕事ごと。両者を一つの数字として扱うから、小ロットの見積が驚かれるのです。
機械費は実装点数に比例する
実装機は一時間あたりの点数で動きます。だから基板あたりの費用は、実装点数 ÷ その実装速度 × 機械の時間単価であって、基板あたりの固定時間ではありません。
**自社ラインの実績速度**を使ってください。カタログ値は理想部品を理想条件で並べた値であり、実績値には異形部品も、ゆっくり置く必要のある狭ピッチ部品も、実基板を実基板にしている要素すべてが入っています。
リフローは測り方が違う
炉は基板を一定のプロファイルで一定時間通します。載っている部品点数は関係ありません。だからリフローは**基板あたり**、多面取りなら一面付けあたりで計上します — 実装は点数あたりなのに対して。
面付けが効く理由がこれです。多面取りにすれば複数枚が一度に炉を通ります。そして部品の少ない基板ほどリフロー費の比率が高くなるのも同じ理由で、実装点数の効き方とは逆向きです。
切替 — フィーダ段取りと初品
仕事の間にラインを組み替えます — フィーダ交換、プログラム読込、メタルマスク交換、初品の製作と確認。これは仕事ごとに一度発生し、数量ではほとんど変わりません。
そのバッチの枚数で割ります。つまり同じ基板でも小ロットでは実測できるほど高くなる — これは値付けの小細工ではなく実際の費用挙動であり、「なぜ高いのか」と聞く客に表で示せるようにしておくべきものです。
同じ二つの数字で証明できる三つの改善
- 設計で実装点数を減らす — 回路が許す範囲で部品を集約する。これは以後すべての基板で効き続けます。
- 面付けして一度に炉を通す枚数を増やし、基板あたりのリフロー費を直接下げる。
- フィーダ段取りを共有できる仕事をまとめ、一回の切替で複数件を通す — 設備投資ではなく計画です。
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