工具費を一個あたりに換算する方法と、下げ方三つ
切削工具は箱で買い、一個ずつ減っていきます。その換算方法、何も買わずに工具寿命を測る方法、そして実際に利益に届く三つの改善。
工具には扱いにくい性質があります。**発注書では箱単位で買い、現場では一個ずつ消費する**。両者を自動でつなぐものが何もないため、たいてい「消耗品」として間接費に流れ込みます — そこでは見えず、したがって改善もされません。
間接費から部品の上に出すのは小さな計算ですが、見えるようになるものは大きく変わります。
箱単位の工具を一個あたりに換算する
工具の金額 ÷ 交換までに作れる個数。刃先交換式のチップなら使用可能なコーナー数があるので、チップ単価 ÷ コーナー数 ÷ 一コーナーあたり個数 になります。
実際に金額を占める工具だけでやってください。多くの工場では二、三種類が支出の大半を占め、残りは本当に消耗品です。ドリル一本まで追いかけると、この作業は途中で止まります。
何も買わずに工具寿命を測る
監視装置は要りません。工具交換のたびにカウンタ値をカードに書いてもらうだけで、二回分の差が工具寿命になります — 原価計算が欲しい唯一の単位、**個数**で。
交換ごとのばらつきは、ならさずにそのまま見てください。ばらつきが大きいこと自体が発見です — たいてい、規則ではなく判断で交換しているという意味であり、それは対処できる費用です。
同じ数字で証明できる三つの改善
- 判断ではなく個数で交換する。早すぎる交換は買った寿命を捨てており、遅すぎる交換は工具より高い部品を不良にします。
- 刃先交換式のコーナーを使い切る。使わずに捨てたコーナーは、支払い済みの金額をそのまま捨てたものです。
- 工具の種類を集約する。種類が減れば単価も在庫も下がり、元々代替できる工具どうしなら加工性能は何も失いません。
このガイドが扱わない範囲
ここで説明したのは工具費の**測り方と記録の仕方**です。どの条件で回すべきか、どの材種を買うべきか、どこで摩耗と判断するかは扱いません — それらは材料・設備・部品によって決まり、一般的な文書よりあなたのほうがよく知っています。
一人では難しいのは残りのほうです。改善前後を並べて保持すること、誰がどの数字をいつなぜ変えたかの履歴を残すこと、そして同業の誰かに自分の数字で確認または反論してもらうこと。
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