溶接ひずみ — 原価表のどの行にも現れない費用
熱は鋼を動かし、その矯正に使った金は四つの費目に散らばって誰にも見えません。一つの数字にまとめる方法と、量が増えると治具が矯正に勝つ理由。
溶接は一か所に熱を入れて冷ますことです。金属は冷えるときに不均一に縮むので、溶接後の製品は溶接前の形ではありません。
溶接をする人は全員これを知っています。ほとんど誰もやらないのは、**それがいくらかを測ること**です — 費用がどの行にも現れないからです。
金は四か所に散っている
| 場所 | 現れ方 | 見えない理由 |
|---|---|---|
| 労務 | 矯正の時間、ひずみ止め治具の取付時間 | 一般の製作工数に混ざる |
| 手直し | 切り離して位置決めし直して再溶接 | 「手直し」とだけ記録され、原因が書かれない |
| 材料 | 再溶接に使うワイヤとガス | 仕事の合計に吸収される |
| 不良 | 矯正しきれず廃却した製品 | まれなので、パターンではなく例外として扱われる |
「ひずみ」という名前の行はどこにもないので、この費用は本当に見えません — そして見えないものは誰も改善しません。
一つの数字にまとめる
新しい欄は要りません。上の表に当たるものを入力するたびに、**原因を書く**だけです。
- 矯正の時間は「矯正」として入力する。「仕上げ」に混ぜない。
- 手直しを入力するとき、原因が溶接欠陥か寸法不良かを書く。
- 数件たまったら、ひずみが原因と書かれた行を合計する。
量が増えると治具が矯正に勝つ
ひずみへの対処は二つあり、原価表はこの二つをはっきり区別します。
- **防ぐ** — 溶接中に治具で保持し、熱が偏らないよう溶接順序を計画する。費用は**一回限り**(治具)+一台あたりわずかな段取り時間。
- **直す** — 溶接してから矯正する。費用は**すべての製品で繰り返し**、数量が増えても下がりません。
これは機械製造のガイドが説明している取引そのものです — 繰り返す費用と引き換えに、一回限りの費用を買う。十分な数量では防ぐ側が必ず勝ち、一品ものでは必ずしもそうではありません。
このガイドが扱わない範囲
扱ったのはひずみ費用の**測り方と記録の仕方**です。どの溶接順序がひずみにくいか、どう治具を組むべきか、入熱をどうすべきかは扱いません — 材料・板厚・継手形状・設備で決まり、あなたのほうがはるかによく知っています。
一人では難しいのは残りのほうです。両案の数字を並べて保持すること、誰がどの数字をいつなぜ変えたかの履歴、そして同業の誰かに自分の数字で確認または反論してもらうこと。
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