基板実装の原価計算 — 部品、実装点数、そしてBOMに載らないもの
実装基板の原価を10費目で積み上げる方法。この業種を分けるのは二つ — 部品表が原価を支配すること、そして機械時間が基板枚数ではなく実装点数に比例すること。
この業種を他と分けるものが二つあります。部品表が原価を**支配する** — 他のすべての合計の何倍にもなることが珍しくありません。そして機械時間が基板枚数ではなく**実装点数**に比例するため、同じ大きさの基板でも組立費が数倍違い得ます。
10費目 — 生産順に
1. 部品 — 部品表
各行を**実際の発注数量で実際に払う単価**で。買うことのないリール単位のカタログ価格ではありません。生基板も含め、手挿入部品も含めます。
実装しない部品は削除するのではなく、実装しない旨を記載してください。静かに消えた行は、忘れた行と区別がつきません — 半年後には誰にも分かりません。
2. 機械時間 — 基板ではなく実装点数で
実装機の時間は実装点数に比例するので、そのように計上します。リフローは別で、部品が何点載っていても炉は一定時間で基板を通すため、**基板あたり**(多面取りなら一面付けあたり)で計上します。
両者を「基板一枚あたりの実装単価」に混ぜると、部品の多い基板が安く、少ない基板が高く見えます。どちらの誤差も小さくありません。
3. 労務
機械オペレーション、手実装、検査、手直し、機能検査。手実装は最も悪くスケールする塊です — 異形部品が数点あるだけで、数百点の機械実装より労務がかかることがあります。
4. 消耗品
はんだペースト、糸はんだ、フラックス、メタルマスク、ノズル、洗浄剤。メタルマスクは設計ごとなので、一つの受注ではなくその寿命で作る枚数で割ります。
5. 不良
回復不能な基板。落ちた段階で評価します — 機能検査で落ちた基板は全部品と全組立を消費しており、どの業種と比べても最も高くつく不良の一つです。
6. 手直し
部品の載せ替え、はんだの再溶融、極性の修正。ほぼどのラインでも何かしら手直しは発生するので、ここがゼロなのは珍しいことです — 本当にゼロなら空欄ではなくゼロを入力します。
7. 外注加工
コンフォーマルコーティング、ポッティング、特殊検査、書き込み、筐体組立。ロット請求額 ÷ 枚数に往復運賃。
8. 梱包
静電気防止袋、トレイ、防湿材、乾燥剤、湿度インジケータ。この業種では梱包は輸送中の保護であるだけでなく、製品が機能し続ける条件そのものなので、測らずに削る場所ではありません。
9. 運賃
軽くて高価。一便の費用 ÷ 枚数で計上し、**貨物保険は別行**にする価値があります — 重量に対して価値がはるかに高いためです。
10. 工場間接費
場所、静電気対策、湿度管理、吸湿部品の防湿保管、監督。防湿保管はこの業種だけが継続的に負う実費で、どこにも行き場がないのでここに入ります。
確認する三つ
- 部品単価は自社の発注数量での単価か。カタログ価格になっていないか。
- 実装時間は点数で、リフロー時間は基板または面付け単位か。
- 手実装部品が機械時間に混ざらず、労務として計上されているか。
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