貨物輸送の原価計算 — 車両と燃料、そして空車回送
トラック輸送の原価を10費目で整理。車両償却と燃料が大半を占め、帰り便の空車回送を入れないと1運行あたりの原価が大きく過小になります。
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単位は1運行、1t・km、あるいは1パレットです。どれを選んでも、10費目すべてを同じ単位に割り戻します。
運行の流れ
- 配車・積込
- 輸送(往路)
- 荷降ろし・待機
- 帰り便(実車または空車)
- 点検・整備
最も抜けやすい点:空車回送
往路だけで原価を計算すると、帰り道の燃料・人件費・車両の減価が消えます。帰り荷がなければ、その往復分の全費用を往路の荷物が負担しています。1運行=往復で計算してください。
待機時間も同じです。荷主先での待ち時間は運転手の労務費として発生しており、距離では現れません。
10費目
機械(車両:保有なら取得価額と耐用年数、リースなら月額×月数)。材料(燃料 — 実際の給油量を運行数で割る。エネルギーとして入れても構いません)。労務(運転手の給与÷運行数、待機時間を含む)。消耗品(タイヤ — 寿命の距離で割る、オイル)。外注(傭車)。損失(貨物事故の弁償)。手直し(誤配送の再配達)。梱包(ラップ、ラッシングベルト)。運搬(高速代・フェリー代はここに)。経費(営業所、運行管理者、保険、車検)。
裏付けになる書類
- 運行日報・デジタコ記録
- 給油伝票
- 整備記録
- 事故・再配達の記録
関連ガイド
- 製造原価の十項目 — 生産工程の順に
Costdownが製品原価を計算するために使う十項目 — 材料費、設備費、労務費、工具費、不良品費、手直し費、外注加工費、梱包費、物流費、製造間接費 — それぞれの計算式と具体例。
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海上輸送の原価はトラック輸送と同じ枠組みで整理できます。違いは燃料(バンカー)、港湾費用、滞船料の三つです。
次にすること
読み終えたら、自分の数字を知る一番早い方法は実際に入れてみることです。登録不要、保存もされません。
自社の数字で計算してみる →読んでみて「これはもうやった」と気づいたなら、ここに残してください。後の人はあなたが歩いた道を歩かずに済みます。
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