石油・ガス開発の原価計算 — 坑井掘削費と自然減退
上流の石油・ガス生産の原価。購入原材料はなく、坑井ごとの掘削費を埋蔵量で償却すること、生産量が時間とともに自然減退することが固有の特徴です。
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原油・ガスは貯留層から直接得るため購入材料はありません。単位は原油換算1バレル(またはガス1㎥)— 坑井ごとに埋蔵量が違うので「1坑井」は単位になりません。
上流の流れ
- 物理探査
- 掘削(試掘、生産井)
- 仕上げ(ケーシング、坑口装置)
- 生産
- 現場での油・ガス・水の分離
- 集積地点への輸送
- 廃坑・撤去
二つの固有の特徴
1. 掘削費 — 坑井ごとの埋蔵量で償却
生産開始前に大きな費用が発生します。一般設備のように年数で償却せず、その坑井の推定可採埋蔵量で割ってください。リグは日額で借りることが多く、計画に対する実掘削日数がそのまま費用に効きます。
2. 自然減退 — 設備の摩耗ではない
生産量は完成直後が最大で、貯留層圧力の低下とともに減ります。固定費はその月の生産量に配分されるので、同じ坑井でも1バレルあたり原価は時間とともに上がります。
年数の違う坑井を比べると、「高い」坑井は単に古いだけかもしれません。
その他の費目
労務(生産操業)、消耗品(ビット、処理薬剤 — 随伴水が増えるほど増える)、外注(掘削サービス、検層)、手直し(生産回復のための坑井改修)、運搬(パイプライン、タンカー)、経費(鉱区管理、廃坑・撤去の引当)。
関連ガイド
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Costdownが製品原価を計算するために使う十項目 — 材料費、設備費、労務費、工具費、不良品費、手直し費、外注加工費、梱包費、物流費、製造間接費 — それぞれの計算式と具体例。
次にすること
読み終えたら、自分の数字を知る一番早い方法は実際に入れてみることです。登録不要、保存もされません。
自社の数字で計算してみる →読んでみて「これはもうやった」と気づいたなら、ここに残してください。後の人はあなたが歩いた道を歩かずに済みます。
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